面白いデータが!有名企業で働く人たちの前職や転職先を「LinkedIn」で調べてみた

2012/05/08    カテゴリー: LinkedIn(リンクトイン)



面白いデータが!有名企業で働く人たちの前職や転職先を「LinkedIn」で調べてみた

LinkedIn(リンクトイン)には、「会社ページ」という機能があります。

以前までは、会社ページのデータを見ると、その会社の職種の割合、勤続年数などを表示することができましたが、今は少し変わってこれらのデータが見られなくなってしまいました。

しかし、以下のようなことがわかるようになりました。

『その企業に務めている社員がかつてどこで働いていたのか、そして務めていた社員はどこに転職したのか』

今回はこのデータを使って、有名企業の人材流入動向を調べてみました。

まだ、「イマイチLinkedInで何ができるのか分からない」という方は、以下の記事も合わせてご覧いただければと思います。

キャッチアップに最適!話題のLinkedIn(リンクトイン)で、できること30個まとめ!
http://www.social-recruiting.jp/archives/6214

LinkedInの統計データの調べ方

LinkedIn にログインして、調べたい企業の会社ページを表示します。

◯◯会社名◯◯ 社員統計データ」をクリックすると、詳細が表示されます。

LinkedInの統計データ

すると右ペインに「◯◯会社名◯◯ 社員の以前の勤務先」と「◯◯会社名◯◯ 社員の転職先」が表示されるようになります。

LinkedInの統計データの調べ方

では実際に気になる企業のデータを調べてみた結果を紹介しましょう。

■Facebook

まずはFacebookです。最も多い前職がGoogle、そして転職先もGoogleです。

おもしろいのが転職先に「スタンフォード大学」があることです。Facebookでの経験を研究職に活かす、という人が多いのでしょうか?

Facebook

■Amazon

Amazonの場合は、前職もMicrosoft、転職先もMicrosoftがもっとも多くなっています。

これは、Amazonの本社もMicrosoftの本社もワシントン州シアトルにあることが影響していると考えられます。転職において「引越しが必要かどうか」というのは、どこの国でも重要なポイントです。

Amazon

■Google

Googleの前職は、Microsoft、IBM、Yahoo!など、インターネットの礎を作ってきた大手企業が多く、そして転職先もMicrosoft、Appleなど同様の企業が多いところが特徴です。

Facebookからの流入、流出は、数値には出てきていません。FacebookのLinkedIn登録ユーザーが約5,000人、Googleの登録ユーザーが4万人というように、規模が違うせいでしょう。

Google

■NASA

NASAの前職は、アメリカ空軍が最も多いという結果になっています。次いでNASAのフライトスペースセンター、ユナイテッドスペースアライアンスとどちらも宇宙関係の組織です。転職先は、ボーイング、IBMですが、企業や数が少ないところをみると、転職する人が少ないのかもしれません。

NASA

■Apple

Appleの前職は、ヒューレット・パッカード、シスコシステムズとハードウェア系の企業からの転職者が多くなっています。転職先でも、シスコシステムズは1番多くなっています

Apple

■ウォルト・ディズニー

アメリカの人気就職先ランキングで第1位のウォルト・ディズニーはどうでしょうか。なんと!転職先が表示されません。転職する人が少ないのでしょうか。前職もDisney Resortのみとなっており、他企業に比べて人材流入、流出が少ないのかもしれません。

ウォルト・ディズニー

[参考] アメリカの就職人気ランキングに見る日本企業との違い
http://fresher.jp/column/list/columun002/

■Nike

意外なことに、Nikeの前職で最も多いのはインテルです。続いてアディダスです。転職先もアディダスが多くなっています。

Nike

■FBI

FBIの場合は、前職のトップ3は陸軍、海軍、空軍とすべて軍関係でした。いずれも肉体を鍛えることが求められるのでしょう。

FBI

なお、興味深いことに、FBIの職員として登録しているユーザーの多くが顔写真を公開していません。例えば、統計データとして「新ポジション就任」のユーザーのデータが表示されるのですが、ほとんどが写真設定なしです。

FBI

■Best Buy

小売のBest Buyの場合は、やはり小売のTargetから転職してきた人、そして転職する人が多くなっています。

Best Buy

■楽天

日本企業も見てみましょう。ただし、登録者の母数がアメリカの場合と比較して圧倒的に少ないので、参考程度にしてください。

まず英語が公用語になり話題になった楽天を見てみましょう。楽天の場合は、Microsoft、IBMからの流入があります。

転職先としては、GREE、Googleなどがあります。やはり、IT関連企業の間で転職をすることが多いことがわかります。

楽天

■GREE

モバイル向けのソーシャルゲームで業績を伸ばしているGREEはどうでしょうか。アクセンチュア、楽天、Yahoo!JapanなどからGREEに移っている人がいます。転職先はGoogleのみ表示されています。

ソーシャルゲーム周りは、アイテムの課金の手法に関連して少し騒がしい状態が続いていますが、今後の展開によってはソーシャルゲーム関連の人材流入・流出に大きな動きがあるかもしれません。

GREE

まとめ:企業を構成する人の過去

さて、今回は人材がどのように流動するのかということについて、LinkedInのデータを使って紹介しました。こうしたデータが確認できるのは、経歴をきちんと登録できるサービスが一般に普及したからでしょう。

その企業が抱える人材は、どういう経歴の人材が多く、そしてその企業に務めた人がどこに転職していくかということが見えるのは、自分のキャリア形成を考える上で参考になるでしょう。今回確認したところでは、予想通り、多くの人が同じ業界を渡り歩いている傾向があり、全く異なる業界に進む人は少ないといえます。

企業の流入動向がもっと詳しく、かつリアルタイムでわかるようになれば、その企業が今後どこに力を入れていくのか、そしてどの部門のリストラを行っているのか、ということが分析できるかもしれません。誰でも企業の人材流動の傾向が見えるようになったら、株価などにも影響するかもしれません。

皆さんも好きな企業、気になる企業があれば、ぜひLinkedInで調べてみてください。表からは見えないおもしろい発見があるはずです。ただし、本文中でも述べたように、日本企業はまだまだ会社ページそのものが少ないですし、登録しているユーザー数も少ないので、その点は注意してください。

Image: jscreationzs / FreeDigitalPhotos.net

Forkwell
▼ブログの更新情報はコチラから
facebook
twitter
RSS

関連記事

■ライター

Main Writer
株式会社grooves
池見 幸浩
Yukihiro Ikemi

■Social Link

facebook
「いいね!」お待ちしています!
twitter
「follow」お待ちしています!
RSS
RSS登録お待ちしています!
Google+ページ
Google+ページ作成しました!