ソーシャルメディア時代の企業の顔!「コミュニティマネージャー」とは?

2012/03/15    カテゴリー: ソーシャルメディア



「コミュニティマネージャー」とは?

採用活動において人事担当者の役割は多岐に渡りますが、その中でも「求職者とのコミュニケーション窓口」としての役割は重要です。

特に、新卒採用を実施する企業において、就活生にとって人事担当者は、説明会、試験、面接などの採用ステップを通して、最も多く接することになる社員です。

時に、面接前の緊張をほぐしてくれるなど、何回も顔を合わすうちに、気ごころがしれてくる頼れる先輩的な役割も果たすのが、人事担当者です。

こうした人事担当者のコミュニケーション窓口としての役割は、ソーシャルリクルーティングよって、さらに重要性を増しています。

これまでは、就活生との接触は、説明会、面接などタイミングが限られていましたし、メール、電話など1対1のコミュニケーションが中心でした。しかし、Facebookページなどを使って情報発信をする場合、日常的なオンライン上のコミュニケーションが必要になります。また、オンライン上のコミュニケーションは、誰もが見られる場所で行う必要があります。

一般的に、ソーシャルメディアやクローズドのコミュニティ、また関連するオフラインのイベントにおいて、集まってきたメンバーとのコミュニケーションを円滑化、活性化させる役割を担う人材を、

コミュニティマネージャーと呼びます。

アメリカでは、ソーシャルメディアの企業利用が進んだ2007年頃からコミュニティマネージャーの必要性が議論に登っていました。2012年に入ってからは、日本でもコミュニティマネージャーの認知度が上がってきています。

「ソーシャルリクルーティングの世界」の広報・企画担当の小松りくるちゃんも、コミュニティマネージャーです。

りくるちゃん

FacebookやTwitterで読者の皆さんにソーシャルリクルーティングに関する最新の情報をお届けしたり、皆さんからいただいたコメントに返答しています。さらに、こうしたミュニケーションを通じて発見した読者の要望や期待をライターにエスカレーションしたり、次の企画に活かすなどしています。

今回は、コミュニティマネージャーとしての人事担当者というテーマで、コミュニティマネージャーとして求められる要素、具体的な役割などについて、紹介したいと思います。

コミュニティマネージャーに求められる役割

そもそもソーシャルメディア時代のコミュニティマネージャーとは何でしょうか。

コミュニティマネージャーに求められる役割というのは、そもそものオンラインコミュニティの目的や性質によって異なりますが、一般的にブランドやコミュニティの目的を達成させるために、コミュニティを作り、成長させ、管理する役割だということができます。

コミュニティマネージャーに求められる要素については、2007年にアメリカのアナリストであるJeremiah Owyangが、コミュニティマネージャの役割を調べた結果として、以下の4点をあげています。

▼The Four Tenets of the Community Manager
http://www.web-strategist.com/blog/2007/11/25/the-four-tenets-of-the-community-manager/

1. コミュニティの推奨者
2. ブランドエバンジェリスト
3. 卓越したコミュニケーションスキルと編集力
4. コミュニティから得たものを次の製品、プロダクトへ

人事担当者に求められるコミュニティマネージャーの要素

上記の4つの役割を、新卒採用を担当する人事担当者に当てはめて具体的に考えてみましょう。

■1. コミュニティの推奨者

Facebookページや外部サイトなどで、就活生が言っていることを聞きましょう。その上で、彼らの意見や要望、思い、質問などを理解し、それに対して返答したり、要望を反映するようにします。

【例】 「エントリーシートのダウンロードページがわからない」という意見を聞き、Webサイトの管理人に遷移を変えてもらった。

■2. ブランドエバンジェリスト

会社の事業や活動、会社の雰囲気などを伝え、就活生に理解してもらいます。伝え方はオンライン上での情報発信だけに留まらず、会社案内やスライドなど様々な手法を用いましょう。

【例】 会社案内では、社長のメッセージ、サービス説明を掲載しているので、Facebookページには、入社1年目の社員の声を掲載し、より身近な社員が実際にどんな仕事をしているのかわかりやすくした。

▽参考: 今すぐ参考にしたい!企業Facebookページのオリジナルコンテンツ25パターン100事例まとめ!
http://www.social-recruiting.jp/archives/6618

■3. 卓越したコミュニケーションスキルと編集力

FacebookやTwitter、ブログなどのコミュニケーションツールを使いこなし、就活生との会話を行いましょう。就活生が参加しやすいようなコンテンツを用意したり、消極的な人に呼びかけたりする工夫を必要です。

また、コミュニティ内に不適切な発言やコンテンツがあれば、適切に対応(スパム報告、ブロックなど)し、コミュニティが盛り上がるようにします。

【例】 Facebookの投稿は、硬い物(採用ステップの案内)とやわらかいもの(話題のトピックのシェア)がバランスよく発信できるように計画した。また、Facebookクエスチョンを使い、気軽に参加できるコンテンツも用意した。

▽参考: Facebookページは作った!で、次は何をすればいいの?ウォール運用の基本とコツ
http://www.social-recruiting.jp/archives/4805

■4. コミュニティから得たものを次の製品、プロダクト、採用活動へ

コミュニティの中で発生した意見やアイデアには、企業活動の改善につながるものもあります。こうした意見を担当部署に伝えましょう。

もちろん、製品やプロダクトだけではなく、情報発信の方法、企業と学生とのコミュニケーション、採用ステップなどについてのフィードバックもあるので、それを次の採用活動に活かせるようにします。

【例】 Facebookのコミュニケーションを通して、某社ではカラオケで面接をするという情報を聞いた。来年度からは、参加した学生が話題にしたくなるような採用スタイルを取り入れることにした。

▽参考: バスの中で会社説明会!カラオケで面接!「企業のユニークで面白い採用スタイル」まとめ
http://www.social-recruiting.jp/archives/8440

まとめ:管理系という枠を超えて人事担当者も「会社の顔」に

今回は人事担当者が担うべき、コミュニティマネージャーとしての役割について解説しました。

コミュニティマネージャーとして、就活生とオンライン/オフラインのコミュニケーションを続けることが、より最適な人材の発見につながったり、学生から企業をより深く知ってもらうきっかけになることもあります。

オンラインのコミュニケーションは、基本的にはオフラインのコミュニケーションと同じで、相手のことを思いやり、相手の話を聞き、必要な情報をわかりやすく伝えたり、適切に反応することにあります。

人事担当者が、より長く真摯に学生と向きあうことで、もし最終的に就職に至らなかった人材であっても、その企業に関心を持ち続け、ファンなってもらうことができるはずです。

2012年「ソーシャルリクルーティング」の動向予測!注目したいキーワードはこの3つ!」という記事でも触れたように、今後人事担当者に求められるスキルは多様化し、企業の根幹を支えるだけでなく企業の顔としての役割も担っていくでしょう。

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