企業の反応は?現役大学院生が語る「インフォグラフィック履歴書」を使った就活体験談!【寄稿】

2012/02/09    カテゴリー: 寄稿



現役大学院生が語る「インフォグラフィック履歴書」を使った就活体験談!企業の反応は?

今回の寄稿に至るまで

りくる

今回は、現役大学院生で今年4月からセプテーニグループに就職予定の岩野成利さんに、ご自身の「インフォグラフィック履歴書」を使った就職活動について寄稿していただきました。

実は、今回岩野さんのことを知ったのも、岩野さんに寄稿を依頼したのも、「Twitter」なんです。

ある日、岩野さんが当ブログの人気記事「見ているだけで楽しい!デザインの優れたインフォグラフィック履歴書10選!&知っておくべき作成ルール」をツイートしてくださいました。

このツイートを見た当ブログの広報担当が、岩野さん(@SakeRice)にRTのお礼をしたところ、以下のようなやり取りがTwitter上で行われました。

「インフォグラフィック履歴書」を使った就活、国内事例!

このTwitterでのやり取りをきっかけに、岩野さんがインフォグラフィック履歴書を使って実際の就職活動をしたことを知った当ブログの広報担当が、寄稿依頼のアタックをしたという流れです。

 

今回のやり取りは「就職・採用」ではないけれども、実際にソーシャルメディアのやり取りを介して企業と学生さんが出会い、新しい何かを生み出すことができました。少し前までは、こんなことはありえなかったですよね。

そして、突然のお願いをご快諾してくださり、とても素敵な記事を寄稿していただいた岩野さん(@SakeRice)ありがとうございました。改めてお礼申し上げます。

P.S.「ソーシャルリクルーティングの世界」のtwitterは、@Rikuru_SRW です!

現役大学院生が語る「インフォグラフィック履歴書」を使った就活

こんにちは。

今回、私の少ない経験からではありますが「インフォグラフィック履歴書を使った就活体験談」という題目でお話しさせていただきます。

※少ない経験に基づくものですので、多少主観的意見が入ってしまう点はお許しいただければと思います。

「インフォグラフィック履歴書」とは?

まず、インフォグラフィック履歴書とは何か、についてお話しします。

私はインフォグラフィック履歴書とは「自身の履歴やPRすべき事柄をグラフィカルに記載することによって、より見やすく、興味を引く形にした履歴書」であると解釈しています。

見ているだけで楽しい!デザインの優れたインフォグラフィック履歴書10選!&知っておくべき作成ルール」を読んでいただけると、インフォグラフィック履歴書の実物から、日本、アメリカ両国で履歴書がどのように捉えられているか、といったことまでわかるかと思います。

では、私の「インフォグラフィック履歴書を使った就活体験談」についてお話しします。

普通の履歴書にはおさまりきらない、自分の経歴

インフォグラフィックを作ろうと思い立ったのは、私自身の経歴を表現するのに、通常の履歴書フォーマットでは不十分だと感じたからであり、自身の特異な履歴を端的に表現する手段が欲しいと思ったのがきっかけです。

これを説明するには、私の経歴を話す必要があるもしれません。

私は現在大学院生であり、大学ではプログラミング等の情報系の技術を学んできました。

しかし実は、大学入学前にグラフィックデザインについて学んだ経歴もあり、デザインワークや絵を描くことが得意です。

つまり私のパーソナリティを一言でポジティブに表現すると「プログラミングもデザインワークもグラフィックワークもできる理工系大院卒生」です。

ほとんどの大学では、大学が提供する履歴書フォーマットがあります。

でも、私の場合、普通に理工系大学卒の学生として履歴書を書くのがもったいないと感じ、通常の履歴書に加え、インフォグラフィック履歴書を活用することを決めました。

表現したかったのは「プログラミングもデザインワークもグラフィックワークも学んだ理工系大院卒生という履歴」、「グラフィックとプログラミングの両技術を学んだ結果、高能率で高品質な制作を行えるようになったという事実」の2点です。

実際に、日本の就職活動で使われた「インフォグラフィック履歴書」

ここで私のインフォグラフィック履歴書を提示しておこうかと思います。

最初に準備したのは以下のものでした。

インフォグラフィック履歴書
※画像クリックで拡大

 

最初は良い評価を得られるかわからなかったので、サっと作ったのですが、いくつかの企業の面接で良い感触を得ることができたため、現在はきちんと作り直した、以下のものを使っています。

「現在」というのはすでに就職活動は終了していますが、引き続き自己PRツールとしてインフォグラフィック履歴書を活用しているからです。

インフォグラフィック履歴書
※画像クリックで拡大

インフォグラフィックが企業にウケた!

私は、Web系の企業やエンタテインメントコンテンツ制作企業を中心にエントリーシートを送りました。職種としては、エンタテインメントコンテンツやサービスアプリの企画職、コンテンツ関連の総合職を中心に志望していました。

面接時、インフォグラフィック履歴書と制作物のポートフォリオを持って面接に臨みました。

結果、ほとんどの企業で良い反応を得ることができました。

特にベンチャー指向が強い企業ではかなりウケが良かったです。
理工系の人間が美術系のようなグラフィカルなものを持参してきたわけですから、面接では珍しがられました。

インフォグラフィック履歴書が面接の流れを作る

まず、そもそも私のような経歴自体、「君みたいなのはニーズが高い人材」と言ってもらえたので、その点がまず好評価につながったのかなぁと思います。

あと「絵、うまっ!!」みたいなことはよく言われました(笑)

これらは私自身の経歴が珍しかっただけで、インフォグラフィック履歴書によるものではないかもしれません。

ただ、自身の履歴、主張すべき点などが、グラフィカルに見やすくまとめることができたことは、インフォグラフィック履歴書によって好評価につながった点だと思います。

他に、インフォグラフィック履歴書を面接で提示することによって、履歴書では記入しきれなかった受賞履歴や様々なコンテンツの制作履歴、自身の「成長の幅」も紹介する事ができたことは良かった点だと思います。

インフォグラフィック履歴書

また、面接の話の流れをインフォグラフィック履歴書中心に移すことができたので、とても話しやすかったです。

例えば私のインフォグラフィック履歴書を見ると、大抵の面接で「何でこれだけグラフィック描けるのに情報科に入ったんですか?」とか「この中で最も制作に苦労した作品は何ですか?」という質問をされました。このあたりは予想済みなので、答えやすかったです。

当然のことながら、面接では目立つことができました(面接で目立つことが必ずしも正解かどうかはわかりませんが…)。

グループ面接時は特に注目のマトだったと言えます。

一緒に面接を受けてる人達も興味を持ってくれるようで、面接後に「さっき見せてたヤツ見せて!!」とよく言われました。ちなみにそのような面接後に、「祈られた」(※注)ことはありませんでした。

(※注)不採用のこと:通知に「今後の活躍をお祈りします」とあることから

インフォグラフィック履歴書のメリットとデメリット

私の少ない経験の中からではありますが、インフォグラフィック履歴書のメリットとして以下の点が挙げられます。

1.自身の履歴がグラフィカルにまとめられていることにより、短時間で密度の濃い自己PRができる

2.従来の履歴書フォーマットでは表現できなかった内容も自由にPRできる

3.面接の流れが想定し易くなる

一方で、当然デメリットも多く感じました。

例えば、ベンチャー指向が強くない会社では、あまり手応えが感じられませんでした。

面接で「弊社に関しては、君のように色々新しいことをしようと動かれすぎても困る」と言われたこともあります(インフォグラフィック履歴書を持って行ったことだけが原因ではありませんが)。

また、作成の自由度が高すぎるために作成に時間がかかりますし、そもそも自己分析がしっかりしていないと作ること自体難しいという点もデメリットになるかもしれません。

メリットだけでなく、デメリットもあることに注意してください。

どんな人にオススメ?

インフォグラフィック履歴書を作る際、作成時間に対する費用対効果の予測はしっかりした方が良いと思います。

ちなみに私は、上記のインフォグラフィック履歴書を各2日〜3日程で制作しました。グラフィックデザイン経験者なので早い方だと思いますが、当然普通の履歴書を作成するよりも大変です。

そして、志望してる企業の風土も十分に考慮すべきだと思います。さらに、そもそもESや履歴書以上に、自身の強みや主張すべき点などが定まってることが必要だと思います。

ただ、インフォグラフィック履歴書によって得られる効果は大きいと思います。

特にクリエイターの方々は、これまで作り貯めてきた大量のコンテンツがあるにもかかわらず、履歴書ではPRしきれないのが現状だと思います。また、ポートフォリオでは、自身の「成長の幅」が伝えきれないと思います。その点、インフォグラフィック履歴書は、履歴書では伝え辛かった内容を伝えられる可能性があります。

また、何かしらの高い技術がある人もインフォグラフィック履歴書を活用すれば自身の能力(スキルセット)を伝えることもできると思います。

上記のような方々はぜひ自己PRのために作成を検討して欲しいと思います。

最後に:インフォグラフィック履歴書は就活以外にも使える

ここまでインフォグラフィック履歴書を就職活動に使うことを主眼において話をしてきました。

私は、色々な人に作成を勧めたいと思っています(実際に企業に提出するかどうかは別の話ですが)。自由なフォーマットで自身を表現しないとならないため、かなり高いレベルの自己分析経験が積めるはずです。

しかも、インフォグラフィック履歴書は、就職活動だけでなく普段の自己PRにも使えると思っています。

私は普段からiPhoneやiPadの中に自身のインフォグラフィック履歴書とポートフォリオのデータを入れて持ち歩いており、学会やイベントなどの懇親会における自己紹介ツールとして活用しています。

インフォグラフィック履歴書は、就活のためだけのツールというわけではありません。自己PRツール、自己紹介ツールとして多くの人が積極的に活用してもよいんじゃないでしょうか。

岩野成利さん ■著者プロフィール:
関西学院大学大学院大学院 理工学研究科
2012年4月〜セプテーニグループ
岩野 成利(Naritoshi Iwano)

大学入学以前に専門学校及び独学でグラフィックデザインを学び、その後、大学(情報科学科)にてプログラミング等の技術を学ぶ。

大学院進学後は、グラフィックデザインとプログラミングの両技術を学んだ経験を活かし、様々なコンテンツ制作を行う。特にゲームをはじめとしたインタラクティブコンテンツを中心に制作を行い、コンテストにおける受賞等の実績を残す。

2010年よりSNSと連携させたエンタテインメントコンテンツの制作を開始。「ユーザエクスペリエンス」に着目し、「コンテンツ内やSNS内に留まらないユーザー間コミュニケーションを生み出す」ことをコンセプトに、コンテンツ制作を行う。

その他にも、「SakeRice」名義でイラストレーターやグラフィックデザイナーとしても活動。
2012年4月より、セプテーニグループ入社予定。

[Facebook] http://www.facebook.com/naritoshi.iwano
[twitter] https://twitter.com/SakeRice
[HP] http://sakerice.web.fc2.com/

※「ソーシャルリクルーティングの世界」ブログでは、寄稿を受け付けています。ご興味をお持ちの方は、下記よりご連絡いただけますと幸いです。
http://www.social-recruiting.jp/contact

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