意外と知らない「ソーシャルグラフとインタレストグラフ」の違いを徹底解説!

2011/06/14    カテゴリー: ソーシャルメディア



ソーシャルグラフ

は、ソーシャルメディアを活用した企業の人材採用手法を指しますが、を実際の採用活動として運用する上で重要なキーワードになるものが、

「ソーシャルグラフ」「インタレストグラフ」です。

今後、の具体的な手法や考え方、運用方式などを解説していく中でも、この二つのキーワードは頻繁に登場するでしょう。

そこで、今回はを理解する上で欠かせない「ソーシャルグラフ」「インタレストグラフ」の一般的な定義や考え方について紹介していきます。

とはいっても、両者ともまだ新しい概念であり、定義の仕方や考え方も、立場によって異なります。そこで、今回紹介する定義はを考える上で、もっとも関連の深い定義になります。

ソーシャルグラフとは何か

ソーシャルグラフは、世界で人々がどのように関係しているかをあらわした相関関数です。以下の例のように、個人は番号のついた円のように表されノードと呼ばれます。さらにそのノードはエッジと呼ばれる線で結ばれます。この線が関係です。


ソーシャルグラフ

ソーシャルネットワークサービス(FacebookやTwitter、LinkedInなど)を利用することで、こうした関係が可視化できるようになりました。つまり、人々がWeb上でどのようにつながっているかという関係をディジタル情報として扱うことができるようになったのです。

しかも、直接的なつながりはなくても、友達の友達というように、間接的に二次、三次というようなつながりも見えるようになりました。

これを1st(自分と「直接的なつながりがある人)、2nd(自分と直接的なつながりがある人とつながっている人)というように表しているのがLinkedInです。LinkedInでは、企業のCompany Pageを表示したときに、自分と関係のより近い従業員を表示したり、関係の近いユーザーのコメントを優先的に表示したりしています。

■LinkedInの場合

ソーシャルグラフによって、企業はヘッドハンティングを含め効率的なリクルーティングが可能になりました。

例えば企業が経理のプロフェッショナルを探していたとします。LinkedInで「Account」と入力して検索をすると、Accountに関連するユーザーを表示します。この時に、LinkedInに登録されているユーザーのプロフィール情報だけでなく、そのユーザーと自分がどういう関係にあるかも表示します。

関係が1stのユーザーであれば直接その人に打診してみるのもいいでしょうし、2ndであれば、自分と直接つながりのあるユーザーを介して、その人物を紹介してもらうのもよいでしょう。


LinkedIN

こうした採用活動は、これまで人材紹介会社などを介して行う場合がほとんどでした。しかし、実は目に見えていなかったけれど、自分が持っているネットワークの中に貴重な人材候補がいたのかもしれないのです。

LinkedInが注目されているのは、プロフェッショナルな人材確保に有効なソーシャルグラフを可視化したことが一つの要因でしょう。

インタレストグラフとは何か

もう一つ、注目したいのが「インタレストグラフ」です。ソーシャルグラフが人間同士の相関図であるのに対し、インタレストグラフは興味や趣味、イベントなど物事の相関図であると言えます。

ソーシャルグラフでは、ノードは人物、エッジは関係です。

インタレストグラフでは、2つのノード(人物と物事)と2つのエッジ(自分と物事のつながり、物事と物事のつながり)からなる関係です。

■野球好きのAさん

具体的に考えてみましょう。

Aさんは、プロ野球の巨人に興味があります。よって、Aさんと巨人の間には人と物事の関係があります。このつながりは弱いかもしれませんし(たまに試合結果を見る程度)、強いつながり(大ファン)かもしれません。また、この強さは時の経過によって変化する可能性もあります。

物事と物事のつながりから考えてみると、巨人はセ・リーグで、セ・リーグは日本の野球リーグの一つです。よって、巨人とセ・リーグ、セ・リーグと野球、野球とスポーツとの間には物事と物事のつながりがあるといえます。

物事と物事のつながりは、与えられた条件や個人の興味の強さによって重要性が異なってきます。例えば、Aさんがヤクルトも中日も興味があるなら、この物事と物事のつながりによって、Aさんは野球好きだといえます。

インタレストグラフが採用活動に与える影響

Google、Facebook、Twitterなどは、日々のデータのやり取りの中から解析できる、人々のインタレストグラフに注目しています。Googleはユーザーが検索しクリックするもの、Facebookはユーザーがシェアしたり「いいね!」するもの、Twitterはユーザーがツイートするものをデータとして蓄積しています。

どの企業でも完成されているとは言えませんが、蓄積データを高度なアルゴリズムによって解析して、Googleはより最適な検索結果を、Facebookはより最適なニュースフィードを、Twitterはおすすめユーザーを表示するようにしています。

インタレストグラフは、趣味などの柔らかいものから、スキル、資格、実績など固いものまで網羅することができます。

という分野では、まだこのインタレストグラフを採用活動にいかしきれているとは言えません。しかし、では、今後、ソーシャルグラフだけではなく、インタレストグラフも踏まえた人材採用の分析データを提供されるようになる日もそう遠くはないはずです。

Image: Danilo Rizzuti / FreeDigitalPhotos.net

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