企業のブランディングツールとしてLinkedIn(リンクトイン)はますます重要に!新機能「会社ステータス更新」を知る

LinkedInの日本語版が正式にオープンし、一気に注目が集まってきました。
先日「チェックしておきたい!海外のLinkedIn:企業ページ(Company Page)35選まとめ!」の記事で会社ページの事例を紹介しましたが、
LinkedInの会社ページは人材採用募集や製品案内などを超えた企業ピーアールの場です。
FacebookページやTwitter、YouTubeなど、ソーシャルメディアの公式アカウント運用が企業のブランディングに重要な役割を果たすということは、ソーシャルメディアのビジネス利用に興味のある人の共通認識になっています。
LinkedInの会社ページもブランディング戦略のためのツールとしてさらに存在感を増しそうな機能が2011年10月6日に発表されました。それが、
LinkedIn会社ページの「会社ステータス更新:Company Status Updates」です。
「会社ステータス更新」は、近況の投稿やリンクのシェア、画像や動画の投稿などをする機能で、Facebookページでいうところの「ウォール投稿」と似た機能です。
▼New Company Updates: Learn more about the Companies you follow on LinkedIn
http://blog.linkedin.com/2011/10/06/company-status-updates/
※注意:「ソーシャルリクルーティングの世界」ブログでは、これまでCompany Pageをカンパニーページまたは企業ページと紹介していましたが、日本語版のリリースに合わせて、以降は「会社ページ」と呼びます。
そもそもLinkedIn「会社ページ」って何?
LinkedInの会社ページをご存じない方は、まず、以下の記事をご覧ください。会社ページがどういうものか、どう活用されているのか、そしてどうやって作成するのかをまとめています。
会社ページからの情報配信が可能に
会社ページは「概要」「キャリア」「製品 & サービス」の3つのタブで企業をアピールすることができます。また、ユーザーは企業をフォローすることで、その企業の採用情報などの通知を受けられる仕組みが用意されています。
しかし、会社ページには、TwitterやFacebookのように情報の配信や外部リンクを共有する機能がありませんでした。
そこで、2011年10月に「会社ステータス更新:Company Status Updates」機能が用意され、他のソーシャルメディアと同じように情報の配信が可能になったのです。
以下は、紹介動画です。
ユーザーとのコミュニケーションも可能
企業が「会社ステータス更新」を投稿すると、その企業をフォローしているユーザーのLinkedInのホームページのフィードに企業のステータス更新が表示されるようになります。
また、ユーザーはその「会社ステータス更新」に対して、「いいね!」「コメント」「シェア」することができます。
会社ページの「会社ステータス更新」を有効にするには
会社ページの「会社ステータス更新」を可能にするには、会社ページ管理者の設定を、指定ユーザーのみにして、投稿する人を管理人に登録する必要があります。
管理人の設定を確認/変更するには、以下の操作を行います。
会社ページにアクセスし、「管理ツール」から「編集」を選択します。
会社ページの編集画面が表示されます。
「会社ページ管理者」で「指定ユーザーのみ」を選択します。
続いて「管理者の管理」に管理人とするユーザーの名前を入力します。
「公開」をクリックすると、変更を保存します。
「会社ステータス更新」を投稿しよう
会社ページの「概要」に管理人のアカウントでアクセスすると、「会社ステータス更新」を入力するためのテキストボックスが表示されます。
投稿を入力し「シェア」をクリックします。
「会社ステータス更新」に登録できる文字数は500文字(スペース含む)までです。
リンクや動画などを含めることも可能です。リンクを投稿するときは、「リンクの添付」でリンクを指定します。なお、リンクURLはLinkedInのURL短縮機能が適用されます。
画像を投稿する場合は、画像のURLを投稿します。
動画を含む「会社ステータス更新」の場合、ユーザーはLinkedInから移動することなく、「会社ステータス更新」の中で閲覧することができます。
「会社ステータス更新」は誰が見られるの?
会社ページをフォローしているユーザーは、新しい「会社ステータス更新」が投稿されると、自分のLinkedInのホームの更新に表示されます。
会社ページをフォローしていないユーザーでも、会社ページにアクセスして「概要」タブを表示すれば、「企業のアクティビティ」の中に「会社ステータス更新」を確認することができます。情報の最大数は20件で20件を超えると古い物から削除されます。
なお、ユーザーから不適切なコメントが投稿された場合は、管理人であれば投稿の右上の「☓」ボタンをクリックすることで、投稿を削除できます。
ユーザーがコメントやシェア、「いいね!」をすると、そのユーザーとつながりを持つユーザーに表示される場合があります。
どんなことを投稿するか
LinkedInの投稿として、どういう情報を配信するかは、各企業のLinkedIn活用の戦略に応じます。戦略に適した情報を効果的に配信していきましょう。
例えば、LinkedInの機能や特徴、集まっているユーザーを考慮して、求人掲載情報、人事情報(新入社員、退職社員、異動社員の通知)、新製品/サービスのリリース通知、パートナー募集情報などを投稿するといった戦略が考えられます。
基本的に、LinkedInの利用規約に違反しない限りは、投稿の内容に制限はありません。
「会社ステータス更新」の反応を知る
各「会社ステータス更新」の反応として、インプレッション数(表示回数)とリアクションを見ることができます。
リアクションは、ユーザーのインタラクション(コメント、Like、クリック、シェア)がどれくらいあったかを表し、以下の計算式により求められます。
リアクション
= 反応の合計 (コメント、 いいね!、クリック、シェア)/インプレッションの合計
このデータは、「会社ステータス更新」を投稿してからおよそ24時間後に表示されるようになり、1日単位で情報が更新されていきます。
まとめ:より重要なマーケティングツールに
「会社ステータス更新」機能が会社ページについたことで、LinkedInはブランディングツール、マーケティングツールとしての価値を一層高めたと言えます。
さらに、「会社ステータス更新」を発表した2011年10月6日には、同時にHootSuiteとの連携についても発表しました。
http://blog.hootsuite.com/linkedin-certified-developer/
今までも個人ページの管理をHootSuiteを使って行うことができましたが、これからは、LinkedInの会社ページの「会社ステータス更新」やグループの管理もHootSuiteから管理できるようになったのです。
ソーシャルリクルーティングを考えたときのHootSuiteの活用については、別の機会に詳しく解説する予定です。

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