バイラル × ゲーミフィケーション要素を取り入れた!ソーシャルリクルーティング事例

2011/10/04    カテゴリー: 事例紹介(海外・国内)



ゲーミフィケーション要素を取り入れた、ソーシャルリクルーティング事例!

Facebookを使った「世界一かっこいい」ソーシャルリクルーティングがある。

今回紹介するのは、世界展開しているビール会社 SABMiller がインドで行った特別な人材募集「The Coolest Job」だ。正式な社員採用とは少し異なる取り組みだが、手法は斬新でゲーミフィケーションの要素も取り入れられている。

ちなみに、ゲーミフィケーションとは、ポイントや得点の獲得による達成度の可視化、称号や賞品など報酬の獲得といったゲーム的な要素をゲーム以外の分野に取り入れて、ユーザーのモチベーションを上げる手法のことだ。最近、特にソーシャルメディアを使ったキャンペーンを盛り上げる施策として注目されている。

こんな求人広告見たことない!

SABMillerは、同社の企業精神である「Work Hard, Party Hard! (仕事も全力、パーティも全力!)」を深く理解し、体現する人を募集する、として以下のような募集広告を特設サイト(http://www.thecoolestjob.com/home.php)に掲載した。

インド企業のソーシャルリクルーティング事例

■要件:
21年以上地球を歩いていますか?最後の一呼吸まで働き尽くして、その後はクラブで生き返っていますか?仕事の終了時間は決まっていて、毎晩遊んでいますか?・・・そんなあなたにぴったりの仕事があります。

■説明:
簡単ではありません。いろんな場所にある最新のクラブに行かなければなりません。時として仕事はてんてこ舞いで、有名人が集まるパーティに行き、セレブな人達と写真を撮らなけれななりません。そして、スポットライトに当たるのです!」

■待遇:
賑わっているパーティに行く以外に、街で一番の盛り上がったパーティを催す完璧なホストとして振舞うこともあります。だけど、現在の仕事を辞める必要はありません。ただ毎日仕事が終わったら、ネクタイをゆるめて、夜のパーティに繰り出すのです。これが全てで、給料もできます。そんなにたくさんではありません。毎月Rs 100,000(日本円で15万7千円:2011年10月外国為替レート)です!

要件の「21年以上地球を歩いていますか?」というのは、海外の多くで飲酒が許可されているのが21歳以上だからだ。21歳以上ですか、と書かないとことろに同社のユーモアが感じられる。

Facebookでバイラルさせる5つの仕組み

応募は、Facebookページから行うようになっている。このキャンペーンがバイラルする仕組みを見てみよう。

インド企業のソーシャルリクルーティング事例

一つ目の仕組みは、キャンペーンの詳細を告知する数ヶ月前から、このキャンペーンのことを少しずつ明かし、ユーザーの興味をひいたことだ。ユーザーがキャンペーンを推測したり、コメントすることで話題になった。

二つ目が、応募のプロセスの中で友達に伝わるような仕掛けを用意したことだ。具体的には、応募のステップの中で、自分の友達からの推薦や投票が必要になっているのだ。よって、自分が応募したことを伝え、投票や推薦をしてくれるように、FacebookやTwitterを使って自分をプロモーションする必要がある。これにより、友達のネットワークを伝わってこのキャンペーンが広まっていくのだ。

三つ目は、ゲーミフィケーションだ。二つ目の仕組みがそのままゲームの要素になっている。友達からの推薦を獲得するというミッションをクリアしないと応募を完了できないし、友達からの投票が多いほうがポイントが高くなるという仕組みは、まさにゲーミフィケーションだ。

四つ目は、応募の手順が複雑なだけに、アプリの操作やテキスト入力の方法をステップごとに動画で紹介しているという親切設計だ。動画は、Facebookページから確認することができる。

そして最後の五つ目が、この人材募集についての告知をFacebookと特設サイト以外でも行ったことだ。具体的には、インドの人材採用サイトであるNauriki(http://www.naukri.com/)に加え、MonsterやLinkedInでも行い、より多くの注目を集めた。

なお、最終選考の通過者は、「今まで経験したことがないくらい、かっこいい面接」を経て、正式採用になる。この面接の内容も気になる。これも「仕掛け」の一つだろう。

ちなみに2011年9月末までに3万以上の応募があったといい、Facebookページの「いいね!」は10月2日現在で11万1500を超えている。

まとめ:遊び心だけではない戦略的なキャンペーン

会社の知名度(SABMillerは世界的なビール会社)とソーシャルメディアのバイラルによって、このキャンペーンは大成功しており、注目を集めた。

一見すると、おもしろおかしい事例であるが、その仕組をよくみてみると、入念な準備と計画に基づいて行われていることがわかるだろう。

ソーシャルリクルーティングの手法として、戦略的に遊び心を含めて、応募そのものを楽しんでもらうというのは、非常に参考になる。

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株式会社grooves
池見 幸浩
Yukihiro Ikemi

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