Infinity Ventures Summit 2011 spring「Launch Pad」の舞台裏

2011/06/09    カテゴリー: レポート


去る5月26~27日の2日間にわたって、Infinity Ventures Summit(以下IVS)が札幌にて開催されました。

IVSは、IT業界の国内外の経営者・経営幹部を対象とした年2 回の招待制のカンファレンスで、 最前線で活躍する国内外のスピーカー陣による、業界の最前線の動向を聞くことができるセッションの他、レセプション、パーティなど経営者・経営幹部同士のネットワーキングの機会が提供される国内最大級のイベントです。

IVS

このイベントの名物の1つが「Launch Pad」(ローンチパッド:発射台)です。

Launch Padでは、毎回10社以上の会社が、自らの新サービスやプロダクトをプレゼンテーションします。それを審査員が様々な観点から評価し、優勝者を決定します。

今回、私たちはFacebookページ上で人材募集をすることができるアプリSocial Job Posting」でLaunch Padに参加しました。

Social Job Posting

IVSのイベント全体についてのレポートは、多数のメディアやブログ等ですでに紹介されていますので、ここでは、おもにLaunch Padについてレポートします。あくまで挑戦者の一人としてのレポートですが、今後IVSのLaunch Padの出場を目指すベンチャー企業の方に少しでも参考になればと思います。(もちろん私たちも次回も出場目指しますよ!)

Launch Pad 本戦の前の関門

Social Job PostingでLaunch Padへの挑戦を決めたのは4月の中頃。

サービスをリリースしてから4ヶ月、ようやくアプリとして体裁が整ってきたところでした。参加の目的は、サービス認知度の向上と、ソーシャルリクルーティングというマーケットをアピールすること。インフィニティ・ベンチャー・パートナーズ(以下IVP)さんのWebサイトから所定の申し込みをしました。まさにツテなし、コネなしでの応募です。

申し込みから2週間ほどのち、IVPさんから本番リハーサルを兼ねたプレゼン予選の案内がきました。予選はさらにこの10日ほどのちの5月中旬。リストを見ると、本番14サービスの出場に対し、予選に参加するのは27サービス。参加者の中にはその名を轟かすベンチャー企業の名前も多数あります。ここから約半数が本選への切符を手にし、半分は落選になります。

Launch Pad 予選での厳しいツッコミと熱いアドバイス

予選はある企業の会議室の一室で行われました。会議室には、IVPさんの共同代表パートナー3名がスタンバイしており、参加者は本番と同じように、6分間のプレゼンテーションを行うというものです。

早速Preziで作成したプレゼンテーションを、練習したとおりに披露したわけですが、これがボロボロ。

しかし、ありがたいことに、IVPの皆さんはここからプレゼンテーションについて「どこがわかりにくかった」「どう話せばもっとよかった」「デモはこうやったほうがわかりやすい」など、たくさんのアドバイスを次々と熱心にしてくれます。改めて伝えたい側が伝えていることと、初めて聞く側のポイントには大きなギャップがあることを再認識することになりました。

そしてここからがうれしい誤算。

アプリについての想いや自分たちの採用活動での実験結果、利用シーンなどを具体的に話すと、非常に興味をもっていただき、最後にはプレゼンテーションの具体的な改善を約束し、なんと本戦出場の切符を手にすることができました!

Launch Pad 本番に向けての準備

ガーレイノルズ

予選から本番までは約2週間。

この間に、予選でツッこまれたプレゼンテーションをゼロから見直し、デモで勝負するための構成に作り直しを行いました。この際に参考にしたのが、いま話題のプレゼンの神様、ガー・レイノルズ氏の「シンプル・プレゼン」。もう一度、本番でプレゼンを聞いている人はどういう人たちか?Move fromとMove toを定義しなおし、付箋片手に深夜まで議論が続きました。

そして、プレゼンも半分完成という心もとない状況で、いよいよ札幌入りです。

Launch Pad 本番前のパーティなどでアピール!

IVSは、26日昼のレセプションパーティからスタートします。

初めて参加する私たちはほぼ無名の状態。それでもみなさんフレンドリーに名刺交換をしてくれ、いろいろ話を聞いてくれます。私たちはとにかく「明日ソーシャルリクルーティングのアプリをプレゼンする!」「がんばるので応援してください」を連発しました。

この時にアプリの話もすることができ、少なからずそれに対する反応やフィードバックをもらえたことは、翌日のプレゼンに向けてとても有意義でした。翌日のプレゼンのネタバレになるという点もありますが、本番前に少しでも多くの人と自分たちのプロダクトの話をしておくことは意味があると思います。

6分の壁

IVS

本番前夜、ようやくプレゼンが完成しました。デモも含めてこのプレゼンは6分で収まるように、残る時間はひたすら練習を繰り返します。

ところが、何度やってもなかなか6分に収まりません。最終的にはどんどん当初のプレゼンを削って、練習では5分前後で終了するような分量までカットしました。結局通しで一度も完璧にできることなく力尽き、結局ぶっつけ本番となりました。

Launch Pad スタート!

Launch Pad出場企業の朝はとても早く、早朝から会場で機器の接続テストやマイクテストなどを含め、すべての出場企業が簡単なリハーサルを行います。

ここで初めて他の出場企業のプレゼンテーションを目にすることになるのですが、やはりこの場に勝ち残る14社だけあって、各社工夫をこらしたプロダクト、プレゼンテーションを用意しています。否が応にも緊張感が高まると同時に、昨晩最後までうまくいかなかった不安が脳裏をよぎります。そして午前8時45分、いよいよLaunch Padがスタート!

ついに出番!

IVS

私たちの出番は、14社中12社目。ここまでもさすがの素晴らしいプレゼンテーションが続きました。会場もほぼ埋まっています。ここまで、持ち時間の6分に収まらず時間切れになる会社もいくつかある一方、常連の会社のプレゼンテーションの切れ味に驚嘆もしました。そして12番目、ついに出番がやってきました。
 


 
結果は惜しくも時間切れ。6分間にプレゼンテーションが収まりませんでした。

あわてないようゆっくり話し、デモも丁寧に行なった結果ですが、昨晩5分前後まで削ったものが6分を超えてしまったのはやはり残念!IVS参加企業様向けの特別キャンペーンの告知も準備していたのに・・・。やはり練習では、早く終わりすぎくらいの長さでもよかったかもしれません。

とはいえ、「Social Job Posting」について、IVSの舞台でアピールできたことは大きな収穫でしたし、「」というマーケットを、日本を代表するIT企業の経営幹部の方々に認知してもらうことができたのは、今後このマーケットを盛り上げていくにあたって大きな意味がありました。

出場後の反応

Launch Padは、過去何度もこのLaunch Padに挑戦されてきた、ユビキタスエンターテイメントさんの優勝で幕を閉じました。プレゼンテーションの切れ味、テンポのよさ、会場を笑いに巻き込むユーモア、そしてプロダクト自体のすばらしさ、どれをとっても優勝にふさわしかったのではないかと思います。

Social Job Postingは、残念ながら入賞はなりませんでした。それでもプレゼンの後会場で、「リクルーティングのアプリをプレゼンした会社です」と言うと、多くの方に「あれはいいね!」「あれは来るよね!」という反応をもらいました。また、会場からも多数ツイートしてもらったり、Launch Padの速報ブログにも取り上げていただきました。

ベンチャー企業はチャレンジするべき舞台IVS Launch Pad

IVSが終わり、東京に戻って1週間、明らかな変化がありました。

まず、ツイートやブログ、Facebookでのシェアのおかげもあったのか、1日あたりのユーザー増加数が、それまでの約2倍ペースになりました。また、多くのベンチャーキャピタルからも問い合わせの連絡があり、面談が入っていっています。

Social Job Postingの知名度向上、マーケットのアピールを目的にIVSに挑戦したわけですが、わかってはいたつもりですが、やはりその影響力を実感しています。
 
プレゼンテーションは満足いくものではありませんでしたが、これも場数が必要と割り切れば、また次回へのチャレンジ意欲がわいてきます。月並みですが、今回のIVSは私たちにとって、とても記念すべきスタートラインとなりました。私たちのプロダクトも、まだまだ完成品ではありませんし、まだまだユーザーに支持されるアプリケーションをどんどん開発していきたいという決意を新たにしました。

IVSも、メンバーがやや固定化してきているなどの意見もあるようですが、やはり、スタートアップベンチャーにとって、これほど貴重な機会はないと感じました。世界を驚かすプロダクトを生み出す挑戦をしている会社であれば、ぜひチャレンジしてもらいたい舞台、それがIVS Launch Padです。

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