ソーシャルリクルーティングとは?

2011/06/06    カテゴリー: ソーシャルリクルーティング



ソーシャルリクルーティング


「ソーシャルリクルーティング」
という言葉をご存知でしょうか?

ソーシャルリクルーティングとは、企業活動上、最も重要である「人材採用手法」において、
SNSを活用した採用手法 を意味します。

つまり、企業が人財を採用するための方法の一つです。

2011年5月は、米Likedinの上場により、有象無象の新サービスがグローバル規模で生まれ、ソーシャルリクルーティングという概念が若干ながら日本国内でも話題になった1ヶ月でしたが、一体世界ではどの程度利用されているのでしょうか?

企業の73.3%が、採用活動に広義のSNSを活用

この数字は、JOBVITE社が2010年春にアメリカの採用業務の関係者600人以上に対して調査した、企業におけるソーシャルリクルーティングの活用度に関するデータです。アメリカではすでに採用活動において、ソーシャルリクルーティングが一般的な手段の一つとなっていることがこのデータから読み取れます。しかも「ソーシャルリクルーティングを知らない」と回答した人は、全体のたった3.5%という結果から如何にその認知度が高いかを読み取ることができます。

では、なぜ、ソーシャルリクルーティングという採用手法がここ最近注目されるようになったのでしょうか。

 

求人情報は100年でどう変わったのか?

突然ですが、皆さんは以下の求人広告をご存知でしょうか?

MEN WANTED for Hazardous Journey.
Small wages, bitter cold, long
months of complete darkness, constant danger, safe return doubtful.
Honor and recognition in case of success.Ernest Shackleton 

「求む男子。
至難の旅。僅かな報酬。極寒。暗黒の長い日々。絶えざる危険。生還の保証無し。
成功の暁には名誉と賞賛を得る。アーネスト・シャクルトン」

これは約100年前に公開された、おそらく世界で最も有名な求人広告と言われているものです。

それから100年近くの間、基本的には「企業が求人募集を媒体に出し、求職者が応募する」という採用手法は大きく変化はしてきませんでした。

しかし、インターネットの普及により求職者が収集できる情報量は何億倍にも増え、人の趣味趣向は年々細分化され、仕事・ライフスタイルに対する考え方も多種多様になりました。

さらにはYahoo!を始めとした「Portalの時代」、Googleに代表される「Searchの時代」、そしてFacebookの「Socialの時代」と、インターネットの歴史そのものも5年周期で3つの大きな変化を迎え、その変化に連動する形で個人の就職/転職活動と企業の採用活動の手法も大きく変化してきました。

 

日本の変化が遅れた3つの理由

そのような中、日本おいてはSNSを活用した採用手法がなかなか普及しなかった事実があります。

その理由は、大きく3つあると考えます。

1 実名登録SNSへの抵抗

2 転職活動に対する文化の違い

3 人材ビジネス企業の充実したサービス

しかし、2010年から上記の理由を取り巻く環境は大きく変わり始めたと言われています。その変化の要因は、デジタルネイティブ世代の社会進出や、思想の欧米化、そしてFacebookを始めとしたSNSの認知度アップなどによるものです。つまり、少し遅ればせながらも、日本国内にもソーシャルリクルーティングという採用手法の下地ができてきたのです。

 

ソーシャルリクルーティングという言葉

海外では、SNSを活用した採用手法はすでに定着しています。Linkedinは2004年に設立されていますし、ドイツのプロフェッショナルネットワークサービスであるXingはフランクフルト市場で初めてのインターネット銘柄としてすでに2006年に上場しています。

しかしその一方で、SNSを活用した採用活動そのものを表す呼称は、いまだ確立されていません。例えば、「ソーシャルリクルーティング」という言葉でさえ、下記のGoogle Trendsからも分かるとおり、まだまだ若い言葉です。

その他にも、同様の概念を意味する以下のような様々な呼称がその地域、企業によって活用されています。

Social Networking Recruitment
Social Networking Recruiting
Social Media Recruitment
Social Media Recruiting
Social Hiring

 

今後呼び名は違えど、世界中で様々な手法や可能性が模索され、ソーシャルリクルーティングは発展していくでしょう。これから企業がソーシャルリクルーティングという採用手法を活用することで、どのような未来が待ち受けているのでしょうか。

・今まで出会えなかった、国境、国籍を超えた候補者と出会える。
・数十倍の効率で、可能性ある学生と出会える。
・驚くほどの低コストで、可能性ある候補者と出会える。
・従業員の友達から、候補者を簡単に探すことができる。
・今すぐに採用しない候補者とも、良い関係を継続できる。
・ご縁ある退職者の出戻りが、飛躍的に増える。
・信頼できるか、風土に合うか、簡単に予想できる。
・退職率を、大幅に改善できる。
・海外での採用活動を、今すぐ始めることができる

 

これらすべてを、ソーシャルリクルーティングが「きっと」可能にしてくれます。

2011年に入ってから、業種、企業規模を問わず、Facebookページを運用する企業も増えましたし、多くのファンを獲得する企業も増えています。今後、FacebookページなどのSNSを活用した採用活動を取り入れる企業も増えるでしょう。Facebookページでの採用活動を実現するアプリも様々なものが登場し始めました。今後、このブログでも紹介していきます。

ソーシャルリクルーティングは、世界的に見てもまだまだ発展途上の段階です。しかし、採用活動において、SNSがたくさんの可能性を与えてくれることに、敏感な人は気がつき始めています。ソーシャルグラフのみならず、趣味趣向、興味、関心としてのインタレストグラフ、個人や企業のアカウント情報、書き込み、チェックイン情報含めたライフログなどすべての情報を活用することで、人と企業の出会いの可能性を最大化させるソーシャルリクルーティングが、日本を元気にします。

 

※本記事は、2011年6月2日TechWaveに掲載された
「可能性は無限 注目を集めるソーシャルリクルーティング」を加筆、修正したものです。

Image: Master isolated images / FreeDigitalPhotos.net

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