1年で「AngelList」は採用サービスとしてどう進化したか?今後の可能性を探る

2014/08/20    カテゴリー: 採用サービス



AngelList

今回は起業家、個人投資家含めたベンチャーキャピタル向けのSNSである「AngelList」の採用サービスとしての可能性を模索します。

起業家とエンジェル投資家をつなげるSNSであるAngellistの概要に関しては、2013年7月の記事をご覧ください。

[参考]
起業家・投資家向けLinkedIn?「AngelList」とソーシャルリクルーティングの関係まとめ

無料のままサービスを続けるAngelListの求人機能

AngelListは投資家とスタートアップ企業を結びつけるサイトですが、求人の機能も有しています。

2014年7月の段階ですでに3,490社のスタートアップがAngelListで求人を公開していました。当時、AngelListは今後の機能追加として、40,000社以上の登録企業の関係者や登録者の16万人に対してスカウトメールを送ったり、成約時に成果報酬約100万円を請求するモデルを模索していました。2014年8月現在では、78,278人の求職者(うち18,975人のエンジニア、5,360のデザイナーを含む)に対して求人掲載やアプローチができるサービスとして、費用は「一切無料」で提供されています。

Webサイトの流入経路も以前よりかなり「Recruiting」への導線が増やされており、本格的なHRサービスとしてのモデル確立を意識していることが伺える設計です。

もちろんHRサービス以外にも同社は、「Maiden Lane」などの新しい形の投資支援サービスなどもリリースしていますが、LinkedInがそうであるように収益源泉の多くをHR領域に注力していることは注目に値します。

なお1年前には1人当りの採用時成果報酬を約100万円と予定していたにもかからず、現在に至るまで一切無料で運営している背景には、2013年7月に日本円で約25億円の第三者割当増資を実施済であることがあります。現在は、求人を無料で掲載できるようにして、求職者、求人企業双方に対してリクルーティングサービスとして一気に拡大することを目指しているのでしょう。

AngelList
https://angel.co/angellist

AngelListの求人の強みは求職者のセグメントにあり

今後の人材サービスは、二極化が進むでしょう。1つはターゲットが明確にセグメント化されており、希少価値の高い人材を登録者として抱え、高品質なマッチングを実現する有料サービスです。こちらは価格による差別化ではなく、抱えている人材の質で差別化をはかります。そしてもう一つが果てしなく無料に近い価格で、求人数、登録者数を増やし、その間を結ぶスカウトメールや広告で収益化をはかるモデルです。

今回取り上げたAngelListは、スタートアップで鼻息荒くチャレンジ精神旺盛で優秀なユーザーという、しっかりとセグメント化された層のPassive Candidates(潜在的求職者)が週間1,500人以上のペースで新規登録しています。このニッチなターゲット層を採用したい企業にとっては、膨大なユーザー登録数のみをアピールする求人サービスよりも、AngelListのほうが非常に効率的で魅力的なサービスに映るでしょう。AngelListはセグメント化された登録者を抱えていることを無料のうちに求人企業に周知できれば、将来的な有料化にも充分耐えうる可能性を秘めているといえるでしょう。

Forkwell
▼ブログの更新情報はコチラから
facebook
twitter
RSS

関連記事

■ライター

Main Writer
株式会社grooves
池見 幸浩
Yukihiro Ikemi

■Social Link

facebook
「いいね!」お待ちしています!
twitter
「follow」お待ちしています!
RSS
RSS登録お待ちしています!
Google+ページ
Google+ページ作成しました!