2014年!注目すべき「HR×IT」におけるトレンドはこの3つ!

2014/01/07    カテゴリー: 最新動向(海外・国内)




新年あけましておめでとうございます。

新年第1回目の記事である今回は、例年どおり、昨年初めに公開した記事「2013年『ソーシャルリクルーティング』の動向予測!注目したい新たなトレンドはこの3つ!」の内容を振り返り、実際の動向と比較して評価し、さらに2014年のトレンドを予測します。

2013年に予測したトレンドは・・・!?

2013年年始に予測したトレンドは下記の3つでした。

1. 多種多様に細分化されたビジネスSNSが登場

2. 「ソーシャルタレントマネジメント」の普及

3. 労働力としてのヒューマノイドの現実性が拡大

1つ目の「多種多様に細分化されたビジネスSNSが登場」に関しては、まさにそのとおりとなった1年でした。栄枯盛衰のごとく、サービス自体が実質終了したり伸び悩んでいるものもあれば、ユーザー数を更に拡大し、2013年の顔として飛躍しているものまで多種多様なサービスが群雄割拠する1年となりました。

国内でもユーザー数を拡大している代表的なサービスとしては、セールスフォースの人事管理からプロジェクト工数管理等まで対応し、ビジネスSNS機能を有する「チームスピリット」、日報を軸とした社内SNSの「gamba!」、当社でも活用している37 Signalsのグループチャットサービス「Campfire」、導入してみて改めてその可能性を実感したセールスフォースの「Chatter」があります。

2つ目の「『ソーシャルタレントマネジメント』の普及に関して」は、「ソーシャルタレント・マネジメント」という用語自体の普及は進んだものの、2013年は国内企業への導入事例や成功事例、関連スタートアップの設立などという一つのジャンル、一つの産業として本格的に稼働するまでには至らぬ状況となりました。

その理由としては、やはり欧米を中心とした人事管理関連の国際基準と国内のそれにはまだまだ大きな乖離があり、国内特有の希有な法律、人事ルールなどにまでローカライズできる国際企業の新規参入が遅れている実情があります。

この領域への新規参入には開発コストがかかる一方で、世界では月額利用料の低価格化も進んでいるため、「総合的なソーシャルタレントマネジメントサービス」として勝負するには、相応の投資と開発時間、導入するための営業コストを覚悟しなければなりません。

しかし、この領域のITによるイノベーションはHR領域が次の段階に成長するためにも必要不可欠です。よって、2014年は一連のタレントマネジメント領域からより特化した形で、参入コストを押さえるなどの手法で新規参入が増加することが予想されます。

3つ目の「労働力としてのヒューマノイドの現実性が拡大」は、2013年末に世間を騒がした記事「東大発のベンチャー企業SCHAFT、DARPA主催のロボコンで首位にからも分かるとおり、まだ数年は研究段階であるものの、確実にヒューマノイドの分野は拡大しており、今後は実用レベルを見据えて様々な形で転用されてくるでしょう。また、その中で日本の技術はトップレベルであり、官民、産学連携などにより今までは想像もできなかったようなスタートアップ企業が生まれてくることになるでしょう。

2014年のトレンド予測はこの3つ

では、いよいよ2014年のトレンドを予測していきましょう!

■1 2010年に本格化したFacebookの次のトレンドが全容を表す

上記は、2000年のYahoo!による「ポータル」の時代、2005年のGoogleによる「サーチ」の時代、2010年のFacebookによる「ソーシャル」の時代のインターネット業界全体の5年毎のトレンドの変遷を表したものです。

この流れでいくと、次は2015年に本格的に次のトレンドが活性化する可能性が高くなりますが、2014年は次のトレンドを示すトピックが見え始める1年となるでしょう。

すでに新しいトレンドは出始めており、サービス開始からたった3年5ヶ月でユーザー数3億人を達成した「LINE」はもちろん、その競合サービスとなる「WhatsApp」も2013年12月にアクティブユーザー4億人を発表しています。また写真共有数ではFacebookを越えているとも言われる「Snapchat」など今までには想像もできなかったスピードでユーザー数を劇的に拡大するサービスが登場しています。(⇒参考

これらの躍進するサービスには、「コミュニケーション(対話)」や「グループ(仲間うち)」、「リミット(制限つき)」、「フラッシュ(瞬間)」などなどいくつかの共通点がありますが、2014年のうちには、次の時代を支える技術や概念が生まれることは間違いありません。

■2 HR領域でも、より「ネット」と「リアル」が融合

2000年初頭には「クリック&モルタル」、そして最近では「O2O(オンラインtoオフライン)」と表現される、いわゆる「ネットサービス」としての付加価値提供と、「リアルサービス」としての付加価値提供の連携/融合が、人材ビジネスにおいてもより一層加速する1年となります。

すでに国内のほとんどの求人サイトに集まる情報は、何かしらの形で人材紹介会社や求人企業に公開されており、ネット上からの求人への応募が、リアルな面談につながるきっかけとなり始めています。

これらの連携には、後述する個人情報保護やモラルの問題など今まで無かった課題を顕在化するリスクもありますが、総じて人と会社をマッチングするために有機的に機能する方向へと様々な形で進化していくことになります。

この進化はサービス面からの連携や、ビジネスモデル面からの連携に加えて、料金体系という面での連携も生まれると予測しており、今まで比較的に安価だったネットの採用サービスと比較的に高価だった有人の採用サービスという前提すらも崩れる可能性があります。よって、ネットサービスの中にも有人サービスと同等の費用で提供するサービス、反対に有人サービスでもネットサービス並に安価なサービスの誕生など、ネットとリアルの融合によって生まれてくる可能性は無限大にあると考えられます。

上記1にもあるように、次のトレンドを勘案した今までに無かった新しいサービスやスタートアップの登場にもつながっていくでしょう。

■3 求職者の個人情報や企業の社外秘情報のオープン化への対応

近年あまりにも軽く扱われ、もはや限界まで来ている求職者の個人情報に関する取扱いが本質的に再度見直されることになり、それに付随する事業モデルの企業は迅速な対応を迫られる1年と予測しています。

“You have zero privacy anyway. Get over it.”
プライバシーなんてもうないよ。あきらめて。
http://www.wired.com/politics/law/news/1999/01/17538

これは1999年、当時のサンマイクロシステムズ会長のScott McNealy氏が発言したあまりにも有名なプライバシーに関する発言です。この発言が示したように、残念ながら各種求人サイトに登録された求職者の自らの求職活動における個人情報は、過去かつて無いほどインターネットを通じて自らが想定していない人材紹介会社や求人企業に流通しています。また、企業にとっても近年すさまじい勢いで投稿が集まっている企業の口コミサービスにより、これまでは表に現れなかった企業の実情を含む様々な情報がネット上に流通する時代となりました。

[参考]残業時間、離職者数..企業の内情がよりオープンに?飛躍する「企業の口コミ&採用サービス」【まとめ】

 

“Privacy is dead.”
プライバシーなんてもうないよ(死んでるよ)。

これはFacebook創業者の Mark Zuckerberg氏による発言です。大前提として個人情報が公開されることをすべて悪として捉える必要はありません。なぜなら、我々はソーシャルサービスや、GPSを活用した位置情報サービスによって、すでにかなりの日々の個人情報を公開することで、その公開することによるリスク以上のメリットを得ることを自ら選択しているからです。

厚生労働省ですらハローワークの情報を民間企業に公開する時代である以上、個人情報を公開する傾向は間違いなく求職活動にも広がり、それらのトレンドに合わせたサービスなどが生まれることになります。(⇒参考

また、企業においても、もはや社内の良い情報はもちろん、隠しておきたい情報も隠す術は極限まで少なくなります。よって「良い会社」へのマイルストーンを明言し従業員にとって価値ある体制を目指す企業は、人材採用を含めた企業活動において、そうでない企業の何倍ものメリットを得る時代が到来します。

[まとめ]2014年は新トレンドのうねり!HR×IT領域の最先端情報は本ブログで

現在でもYahoo!やGoogleが国内外共に業界トップクラスであるように、2015年からの新しいトレンドの登場は、「ソーシャル」が無くなること、Facebookが無くなることを意味するものではありません。むしろ、ソーシャルネットワークは、一つのジャンルとしてより一層一般化され、それらを活用した市場は拡大していくでしょう。

2014年は、今まで無かった、あるいはあまり騒がれることがなかったサービスやビジネスモデルなどを活用したHRサービスが、新しいトレンドのもと生まれ始める「うねる」1年ともいえます。

当ブログでは2014年もHR×IT領域における、より良い未来へのきっかけとなるコンテンツを提供していく所存ですので本年もより一層のご愛読の程お願い申し上げます。

Image: KROMKRATHOG / FreeDigitalPhotos.net

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