AngelListで見つけた世界で100兆円超えの人材ビジネス市場【注目のスタートアップ企業】まとめ

2013/11/26    カテゴリー: ソーシャルリクルーティング





起業家・投資家向けLinkedIn?「AngelList」とソーシャルリクルーティングの関係まとめ」では、起業家とエンジェル投資家をつなげるSNSである「AngelListエンジェルリスト)」について紹介しました。AngelListには、様々なスタートアップが自社のサービスを登録し、投資家を募っています。

今回は、AngelListに登録されているスタートアップの中から、おもしろいサービスを提供している企業をピックアップして紹介したいと思います。

Identified:ビッグデータで最適な人材探し

https://www.identified.com/

Identifiedは、ソーシャルメディア上に分散する個人の職歴情報や職種などを分析して、 SYMANという技術を使って最適な人材を見つけ出すサービスを提供しています。ビッグデータ解析による素早く適切な人材を見つけ出すサービスです。

InternMatch:インターンと会社のマッチング

http://www.internmatch.com/

InternMatchは、優秀な大学生と雇用主のマッチングを支援するインターンシップに特化したサービスです。企業がInternMatchに登録すると、InternMatchを利用する学生にインターンシップの求人を出せます。またサイトだけではなく提携大学、学生クラブなどにも情報がシェアされます。学生向け、雇用者向けのガイドライン、テンプレートなども充実しています。

SmartRecruiters:ワンクリックで他の求人サイトにも投稿

https://www.smartrecruiters.com/

求人票掲載、応募者の管理、連絡などの人材採用にあたって必要な一連のサービスを無料で利用できます。

さらにSmartRecruitersのプラットフォームに求人を投稿すると、企業のFacebookページやWebサイトにも投稿されます。さらに有料になりますが、LinkedInやCareerbuilder、 Monster、 Craigslist などの100以上の求人サイトにワンクリックで投稿することができるので、求人票をいくつも作成する必要がありません。また応募者の管理はSmartRecruitersから一元管理できます。

Ongig:リッチなコンテンツで双方向コミュニケーションを

http://ongig.com/

Ongigは「ソーシャルジョブディスクリプション」という概念のもと、動画などのリッチなコンテンツが満載の求人広告を作りました。Ongigの求人票はコンテンツが豊富で求人説明をソーシャルメディアでシェアしたり、双方向のコミュニケーションをとれるようになっています。各コンテンツがどれくらい参照され応募にむすびついたかを分析するツールも用意されています。

Geeklist:開発者のためのプラットフォーム

http://geeklist.com/

Geeklistは、開発者が自分の経歴を登録したり他のユーザーとつながったりコラボレートできるプラットフォームです。「アチーブメントカード」に自分のスキルやリソースをタグづけでき、さらにコラボレーターや評判を追加することもできます。これらのデータはGeeklist内のスキルグラフに登録され、企業が人材を探す時によりぴったりの人材を探すことができるようになります。

Codementor:コードメンターを探そう

https://www.codementor.io/

Codementorは、Ruby、PHP、Pythonなどの開発言語のプロフェッショナルから、直接1:1でリアルタイムでアドバイスを受けられるサービスです。アドバイスを受ける人達は助けが必要な時に経験豊富なメンターに声をかけることができ、スクリーンシェア、動画、テキストチャットなどを使って相談できます。

FieldLevel:アスリートのためのプラットフォーム

https://www.fieldlevel.com/

FieldLevelはアスリートのためのリクルーティングプラットフォームです。アスリートとスポーツチームのコーチをつなげ、チームに必要な選手を見つけることができます。チームはアスリートを見つけ評価するのに使え、アスリートは、高校から大学、さらにはプロチームへの入り口として利用できます。

[まとめ]情報過多の中でどうやってもっとも適した人材を見つけるか

ソーシャルメディアをはじめとして、企業、人材双方のデータが爆発的に増える中で、これらのデータを活用してマッチングさせるという主旨のサービスがあれば、アスリートのように特化した分野でのマッチングサービスが登場したりと、様々なスタートアップがあることがわかります。

またインターンやコードメンターなど、通常の採用領域とは異なるながらも、人材探しに苦労する分野でも新しいサービスが立ち上がっていることがわかります。

紹介したスタートアップ企業の動向からもうかがえるように、これからは人材領域にはビッグデータ解析や人工知能によるマッチングが必要になります。同テーマについては、以前TechWeveの記事でも述べた内容ですが、今一度記載しておきます。

■HRこそが最先端の人工知能を必要とする時代に

HRの領域はこれから最も高度で最先端のビッグデータ解析を必要とする時代となります。

アメリカではすでに結婚する7人に1人がオンラインの出会い系サイトで知り合っています。結婚する異性の出会いは一生において1回〜数回という限られたマッチングですが、ヒトと会社、ヒトと求人のマッチングはより一層機会も多く、また与える経済的影響も大きくなります。

現在のような、転職時に入力する(本当かどうか分からない)十数項目程度のみのマッチングではなく、今後はスキルや知識はもちろん、性格や価値観、環境、風土、最近好きな雑誌、ドラマ、趣味関心、面談当日に食べたものやその日の天気、オフィス環境の椅子やキーボード、業務で使うネットサービスなど、あらゆるものが求職者の判断に大きく影響することとなり、一度の転職活動で必要とされる情報項目は数万〜数十万項目となります。

これらの情報項目は企業側にとっても同数、またはそれ以上必要となり、それらのマッチングを実現するためのアルゴリズムはもはや人的に処理できる領域ではなく、人工知能(ArtificialIntelligence, AI)に頼る時代となります。

今はまだ、「HR」と「人工知能」は一緒に使われることもない用語、概念です。しかし、今後「HR領域における人工知能」開発がこの業界で最も重要な取り組みとなり、すでにそれらに対応している、またはその重要性を認識している企業こそが次の時代の人材・求職サービスとして最も価値あるサービスを提供することになるでしょう。

[参考]LinkedInによる世界初の「エコノミックグラフ」構想と、HRで必要とされる人口知能 【池見幸浩】@maskin

国内だけでも9兆円、世界では100兆円を越えるとも言われる人材ビジネス市場は、個人への影響はもちろん、社会的に与える影響も非常に大きく、もっと官民が連携して最先端のテクノロジーを活用して様々な可能性を模索し、飛躍すべき産業です。その飛躍の可能性の源泉となるものこそが、収益のためだけのコピーキャットモデルのサービス乱立、無意味な価格競争ではなく、唯一有無の今まで無かったサービスを担うスタートアップです。

そのHRに関連するスタートアップ市場を活性化するためにもHRに携わる人は国境や、言語にこだわることなく感度高く新サービスに触れる機会を持つようにしていきましょう。

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