【まとめ】大手からスタートアップまで国内でもオンライン学習サービスが急加速!「MOOC」とEdTechトレンド

2013/11/06    カテゴリー: 最新動向(海外・国内)



MOOC_poster_mathplourde by mathplourde

先日ご紹介した世界的なトレンドとなっている、主に「大学」を軸とした大規模オンライン講座「MOOC(Massive Open Online Course)が国内でも本格的に拡大し始めています。

▼世界の一流大学に無料で留学できる!参加型オンライン大学講座(MOOC)まとめ
http://www.social-recruiting.jp/archives/13095

今回は、国内におけるMOOCのトレンドに関してまとめたいと思います。

国内大学も本格稼働 JMOOC

2013年はじめから東京大学や京都大学は、アメリカMOOC大手のCourseraedXと提携し、講義のオープン化を進めてきました。

そして10月11日に国内13の大学による「日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)」が発足しました。この協議会は2014年4月のプラットフォーム公開に向けて、大学に加えてNTTドコモや住友商事なども参画し、プラットフォーム開発を目指すとのことです。(→参考リンク

世界的トレンドとなるオンライン学習市場

2013年10月Amazonが数学に特化したオンライン学習サービスTenMarksを買収するなどオンライン学習サービスに関するトレンドは既存のMOOC事業者はもちろん、その他たくさんのスタートアップ含めて世界的トレンドとして拡大しています。

▽世界のMOOCのGoogleトレンド

 

また、最近国内でもMOOCという領域に加え、EdTech(Education+Technology)領域は活発になっています。大手からスタートアップまで、従来存在していたネットラーニング市場よりも一層高度化した技術、機能を持ち合わせたオンライン学習サービスとして展開しており、リスクマネーとしてのベンチャーキャピタルからの投資も活性化しています。

▽国内のMOOCのGoogleトレンド

様々な形で発展する国内オンライン学習サービス

語学学習ビジネスはもともと5000億円の市場規模と言われていましたが、そこに革新を起こした「オンライン英会話ビジネス市場」はすでに一つの選択肢として定着しています。オンライン英会話サービスは、たくさんのプレイヤーが存在しますが、ここ最近語学だけにとどまらず、様々なオンライン学習サービスが国内でもスタートしています。

ここで国内のオンライン学習サービスをまとめてみましょう。

■Skype活用ベースのオンライン英会話 「レアジョブ」

http://www.rarejob.com/

3000億円とも言われる英会話ビジネス市場におけるオンライン学習サービスとして累積会員数20万人という業界トップの業績をほこるレアジョブ。近年競争著しい法人企業アカウントもすでに200社を保有しています。

2013年6月にKDDI Open Innovation Fund、YJ キャピタル、サイバーエージェントへの約3億3000万円の第三者割当増資を実施するなど、ファイナンスも順調です。(→参考リンク

■スクリプトベースのテーラーメイド英会話サービス 「Best Teacher」

http://www.best-teacher-inc.com/

加熱するskype等を活用するオンライン英会話サービスの中で、Best Teacherは「シュチュエーションを自ら選びネイティブ講師と一緒に作成したテキストを活用して学ぶ」という今まで無かった英会話学習スタイルをオンラインで提供しています。

また、GMO VenturePartners株式会社及びSMBCベンチャーキャピタル株式会社を引受先とする、総額5,110万円の第三者割当増資も実施済です。(→参考リンク

■インターネット生放送を活用した学習サービス 「スクー」

http://schoo.jp/

実名性の学校スタイルのオンライン学習サービスで、2013年7月時点でユーザー数は40,000人を超えています。主に20歳代後半から30歳代前半のビジネスパーソンを中心にニーズに合致したコンテンツを提供しています。2013年7月にはベンチャーキャピタルより1億5200万円の第三者割当増資を実施しました。(→参考リンク

■大学受験に特化したオンライン学習サービス 「受験サプリ」

https://jyukensapuri.jp/

大学受験に特化した無料から使えるオンライン学習サービスで100の大学の過去問題を無料で受験できます。さらに、無料でプロ講師の受験対策講座を50講座まで、月額980円でレベル別・5教科8科目・600以上の授業が受け放題となっています。リクルートが運営しています。

■スマートフォンでの中高生向け学習サービス 「GAKUMO」

http://gakumo-study.com/

「手のひらの自習室」をコンセプトにモバイルに最適化された学習プラットフォームを活用した中高生向けの学習サービス。運営会社はDeNAの共同創業者である渡辺雅之代表によって2010年にロンドンで創業されたモバイルラーニングのスタートアップであるQuipperです。

2012年5月にグロービス・キャピタル・パートナーズに対して第三者割当増資を実施(→参考リンク)しました。

■小中学生向けオンライン型ゲーミフィケーション学習サービス 「すらら」

http://surala.jp/

すららは、小学校高学年〜高校生が国語、数学、英語の三教科を、インターネットを通じてオンラインで学ぶことができる「対話型アニメーション教材」です。2013年7月時点で全国で25,000名の学生が利用しています。近年全国で約5万校以上と言われる学習塾向けへのOEM・フランチャイズ展開も積極的に行っています。

運営元のすららネットにグロービス・キャピタル・パートナーズが2011年1月に出資(→参考リンク)しています。

■3分動画で学ぶプログラミング学習サービス 「ドットインストール」

http://dotinstall.com/

「すべてのひとにプログラミングを。」をコンセプトに2013年年6月段階で累計再生回数700万回以上、登録ユーザー8万人を越える動画によるプログラミング学習サービスです。運営会社代表は、100SHIKI運営者の田口元代表です。

■初心者向けオンラインプログラミング学習サービス 「CodePrep」

http://codeprep.jp

初心者がプログラミングを学ぶ際に重要な「継続的な学び」と「小さな成功体験の積み重ね」をコンセプトとしてアプリ開発を通してプログラミングを学べるサービスです。IT・コンサルティグ企業のギブリーが運営しています。

■学習の歩みを可視化できる無料学習サイト 「ShareWis」

http://share-wis.com/

「知識の地図」という学ぶプロセスやユーザ同士のつながり、学習の進捗を可視化し、プレゼンテーションサービスPrezi風の動作や音によって簡単に楽しく学べるサービスです。2012年5月にMOVIDAを引受先として500万円の第三者割当増資を実施しました。(→参考リンク

国内におけるMOOCのトレンドまとめ

今後のネットワーク通信の更なる高速化、あと数年で実用可能とも言われている3Dホログラム技術、自動翻訳、ソーシャル機能などにより、これらのオンライン学習サービスは対面での学習を凌駕する可能性すらあります。

また、現在は個人向けサービスが主流となるインターネットを活用した学習サービスも、比較的市場の盛り上がりが早かったオンライン英会話市場のように、その主戦場は早々に「個人向け市場」から「6000億円の法人向け教育研修市場」にも飛び火することになるでしょう。そうなれば我々は属する企業・団体から今まで以上に充実した学習環境、課題を良くも悪くも与えられることになります。

いつでも、どこでも簡単に無料から学ぶことができる時代は、「学ぶ者」と「学ばない者」の差をより一層広めることとなり、就業者の更なる知的資本と収入格差を広げることにつながります。

これからもこの注目されるMOOC、EdTech領域には様々なサービスが増え始め、今まで対面、リアルでしか学ぶことができなかったり費用がかかったコンテンツがどんどんデジタル化して低価格化し、自分が学ぶべきことの対象は増え続けます。そのような時代に向けて我々は本格的に自らの将来をしっかりと計画し、何を学ぶのかの取捨選択をしてキャリア形成する必要があります。

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