移動図書館、楽天IT学校、NPO向けプログラム、学生技術コンテスト・・・企業の社会的責任CSRとは

2013/10/18    カテゴリー: ブランディング, 事例紹介(海外・国内)



移動図書館、楽天IT学校、NPO向けプログラム、学生技術コンテスト・・・企業の社会的責任CSRとは

企業の「社会的責任」という言葉があります。

これは、企業が利益を追求するだけでなく、社会を構成するの一員として望ましい組織、個人であるべきだとしたものです。

社会的責任については、ISOの国際規格として策定されています。(ISO 26000 – Social responsibility)。この規格の日本語版として、JIS Z 26000:2012社会的責任に関する手引があります。

社会的責任の取り組みも、その企業文化や企業としてのあり方を示すエンプロイヤーブランディングの1つといえます。求職者にとっては、その企業が利益以外に社会貢献としてどういった活動をしているのか、ということが企業選びの際の参考になるでしょうし、生活者にとってもその企業の好感度、信頼度に影響します。

では、社会的責任は具体的にどんな活動をするのでしょうか?ここでは、いくつかの企業の事例として、国内事例、海外事例を紹介します。

楽天のCSR

楽天のCSR社会的責任
http://corp.rakuten.co.jp/csr/

楽天は、「日本を、元気に。世界を、元気に。」という理念を元に、これからの未来のための活動、人と環境のための活動を行っています。学校のIT化への取り組み、防災への取り組みなども含まれています。

楽天いどうとしょかん」では、東日本大震災で被災した子どもたちのために、本やマンガ、電子書籍をクルマに積んで地域をまわる活動が紹介されています。

マイクロソフトのCSR

マイクロソフトの企業市民活動 (企業の社会的責任) ホーム
http://www.microsoft.com/ja-jp/citizenship/default.aspx

マイクロソフトのCSR

マイクロソフトでは、企業市民活動として、教育、地域活性化、セキュリティ、環境、社会参画などを掲げています。

イマジンカップは学生技術コンテストで、世界中のプログラマー、デザイナー、クリエイターが参加する大会です。コンテストを開催することで学生の応援をしています。

富士フィルムのCSR

CSR(企業の社会的責任)の取り組み
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/environment/

富士フィルムのCSR

富士フィルムでは、サステナビリティレポートという形でCSRの活動報告を毎年発表しています。レポートの特集では、以下のようなイノベーション事業について紹介されています。

・ヘルスケア事業「鼻から入れて、体も心も楽にする」
・高機能材料事業「熱を“捨てる” から“変換する”へ」
・グラフィックシステム事業「すべて“無”、オフセット印刷のエコを極める」

米IBMのCSR

米IBMでは、従業員、退職者、従業員の家族などが環境問題、教育、経済発展、健康、文学、語学、文化など様々な分野でのボランティア活動をすることを推奨しています。

米IBMのCSR

Celebration of Service」では、年間のボランティアの時間が地域ごとにグラフィカルに表示されます。

また「On Demand Community」では、従業員、退職した人たちがボランティアを探せるようになっています。

米LinkedInのCSR

LinkedInでは、毎月1回の金曜日、従業員は「InDay」に参加することになっているようです。InDayの目的は、従業員のボランティア精神とその能力をコミュニティに返すことです。毎回、InDayには共通したテーマが決まっています。活動は、コミュニティのゲストスピーカー、教育、地域のボランティア活動など様々で、自分のやりたいこと、興味のあることに取り組むことができるようになっています。

「InDay」でLinkedInのブログを検索してみると、その活動についての記事がたくさん見つかります。

http://blog.linkedin.com/topic/linkedin-indays/

YouTubeでは、InDayについて紹介している動画が見つかります。

従業員全員が毎月1回、通常の業務とは離れて取り組めるというところが、インパクトの大きい活動です。地域コミュニティに対して良い活動であるだけでなく、従業員本人にとっても、普段の業務や自分のキャリア、スキルを考える上で重要な日になっているように感じます。

[まとめ] 組織の一員から社会の一員として

CSR、社会的責任という言葉は、一時期日本でもよく取り上げられました。紹介した企業はしっかりとCSRが企業活動の一環として根付き、社会や地域に貢献していることがわかります。

LinkedInの動画の最後を見ると、採用ページにリンクしています。こうした企業活動そのものに共感できる人に訴えるエンプロイヤーブランディングとなっているといえるでしょう。

上記企業の奉仕活動以外にも、セールスフォースや、パタゴニアのように、売上や利益、従業員の時間などの1%を社会に還元する活動を公言し実施、報告をしている企業も最近増えてきました。

また、企業のみならず社会的責任をもった個人の社会奉仕活動も活発になっており、マイクロソフト共同創業者ビル・ゲイツ氏が夫人であるメリンダ・ゲイツ氏などと共に運営するビル&メリンダ・ゲイツ財団はその代表とも言えます。こうした個人が創設した財団に世界中の富豪からの寄付金が集まるというトレンドも生まれています。

「寄付よりヨット」の汚名返上か-ロシア富豪が慈善活動に熱意
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MRI7FM6S972D01.html

これらのトレンドは、企業単位や経営者など一部の限られた人のみの活動ではなく、海外セレブリティの慈善活動への貢献なども相まって、今後どんどん個人の活動としても注目されるでしょう。企業はこうした個人の活動を支援、援助するような動きも増えてきそうです。

今後、個人が他人や企業を評価する際に「社会貢献度」は非常に重要な指標になっていきます。今はまだ少し早いかもしれませんが、我々はそのような時代に対応できるようにセルフブランディングはもちろん、エンプロイヤーブランディングを実践していきましょう。

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