2025年のはたらくを考える上でのヒントをくれる『ワーク・シフト』【HR×IT書籍紹介】

2013/04/15    カテゴリー: 書籍紹介(HR×IT)



ワーク・シフト

「ソーシャルリクルーティングの世界」の新しい試みとして、HRのプロにとって有益な書籍を紹介するシリーズ「HR×IT書籍紹介」。

9兆円の市場があるHRとIT』が融合するHR×IT領域は、今後50年で最も日本経済・世界経済にとって重要となると考えられ、HRのプロフェッショナルは様々な情報に接する必要があります。

第二回目は、話題のベストセラーである「ワーク・シフト」をご紹介します。

 
■タイトル
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
 
■著者
リンダ・グラットン (著), 池村 千秋 (翻訳)
 

本書はすでに様々なメディアでも取り上げられ、著者であるリンダ・グラットン氏も来日しイベントもいくつか行なわれていましたので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。

本書は、

2025年には、人々はどのような仕事観をもって、仕事における希望や不安を持ちながら、どのようなワークスタイルで働いているのか?

という問に対して、様々なデータを元にとても分かりやすく仮想の9人を使いシュミレーションしており、我々HR領域に携わる人にとって、不確定要素の強い未来における「はたらく」をイメージするには最良の1冊です。

我々の子供の寿命は100歳以上!?

故ピータードラッカー氏が、「現代の職業生活に起きた最も重要な変化はなにか?」という問いに対して選んだ答えは、テクノロジーの進化でもなく、グローバル化の進展でもなく「平均余命の目覚ましい上昇」でした。長寿化は我々のこれからの労働環境やスタイルを劇的に影響を及ぼします。

また、その「100歳」は現代の我々がイメージする100歳ではなく、ナノテクノロジーの進化で見た目はとても若く、元気な可能性が非常に高く、健康な期間が伸びることは、働ける期間も伸びることを意味します。

ただ、この一見輝かしい未来は、医療費の高額化をもたらすだけでなく、今までの生涯年収や年金では余命を幸せな形で完結できない未来でもあります。前回ご紹介した「機械との競争」にもあるとおり、我々の仕事はどんどんテクノロジーやグローバルの多国籍からくる労働力に置き換わり始め、仕事を継続的に得るには様々な留意点が必要になると本書では指南しています。

仕事の世界で必要な三種類の資本

本書では、我々が2025年の職業生活に向けて準備するために必要な三種類の資本として以下を挙げています。

【第一の資本】 知的資本 知識と知的思考力
【第二の資本】 人間関係資本 人的ネットワークの強さと幅広さ
【第三の資本】 情緒的資本 自分自身に対する理解と洞察力、強靭な精神を育む能力

さらに、これらの資本を獲得するための「3つのシフト」を解説しています。

■第一のシフト

さまざまな専門技能を次々と身につけることを意識して行動する

→専門技術の連続的習得する
→セルフマーケティングを学び活用する

■第二のシフト

いろいろなタイプの興味深い人たちとつながり合うために、善良に、そして勢力的に振る舞う

→大きなアイデアの源となる群衆という意味の「ビッグアイデア・クラウド」の一員となる
→同じ志をもつ仲間という意味の「ポッセ(Posse)」を持つ

■第三のシフト

所得と消費に重きを置くのではなく、情熱をいだける有意義な経験をしたいという思いに沿った働き方を選択する

→24時間365日戦い続ける仕事をやりとげるための支えと安らぎの源となる自己再生コミュニティを築く
→知的興奮を味わえ、創造性が刺激され自分らしく生き、ほかの人と知り合いやすい場所を選んで住む

この本に出会い・・・引っ越しました

私自身も今まで10年近く会社の徒歩圏内に住んでいましたが、年末にこの本に出会い、年始早々に、この3つのシフトを実現できると考えた湘南茅ケ崎に引っ越すほどのインパクトを受けました。

余談ですが、湘南・鎌倉エリアは最近「カマコンバレー」というムーヴメントも生まれ始めたり、昨年のシリコンバレー視察でも実感したのですが、クリエイティブ・クラスが集い「0から1を創る」環境として湘南エリアが2025年に向けて特にIT領域で今後発展してくると予測しています。

これからの日本経済を支えるHRに関わる方々にとって、「未来のはたらく」を学ぶにはうってつけの1冊です。

#HRのプロにとって有益な書籍を紹介するシリーズ「HR×IT書籍紹介に関する、ご意見・ご感想を「ブログフォームFaceebookLinkedIn」より受け付けております。お気軽にご連絡いただけますと幸いです。

[書籍紹介:著者プロフィール]
株式会社garbs 代表取締役、株式会社grooves 代表取締役
池見幸浩(Yukihiro Ikemi)
Faceebook → LinkedIn
2004年3月に3,000社以上が利用する国内最大の人材紹介会社向けのマーケットサイト「人財紹介net」の企画・運営を行なう株式会社groovesを設立。
2011年1月、国内初のソーシャルリクルーティングサービスの企画・運営を行なう株式会社garbs」を設立。
2012年、ITエンジニアが、お互いのスキルを共に評価し合い、自分の“スキル”を公開することができるソーシャルブランディングサービス「Forkwell」をリリース。現在全体で約5,000社のユーザーへインターネットサービスを提供している。1977年、大阪府生まれ。
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Yukihiro Ikemi

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