2013年「ソーシャルリクルーティング」の動向予測!注目したい新たなトレンドはこの3つ!

2013/01/07    カテゴリー: ソーシャルリクルーティング



2013年「ソーシャルリクルーティング」の動向予測!注目したい新たなトレンドはこの3つ!

新年あけましておめでとうございます。

新年第1回目の記事である今回は、昨年初めに公開した記事『2012年「ソーシャルリクルーティング」の動向予測!注目したいキーワードはこの3つ!』の内容を振り返り、実際の動向と比較して評価し、2013年にそのトレンドはどうなるのかを予測します。そこからさらに、2013年の新たなトレンドとなるキーワードを探ってみましょう。

2012年の予測はほぼ的中!2013年も拡大する

さて、2012年の予測としては、以下の4つを指摘しました。

1. ビジネス目的のソーシャルメディア活用の浸透
2. ソーシャルメディアの使い分けが一般化
3. 可能性が広がるソーシャルリクルーティング
4. 増大する人事業務と高度化する採用業務

1つ目の「ビジネス目的のソーシャルメディア活用の浸透」という点においては、2012年、Facebookのユーザー数拡大が大きく起因し、ビジネス活用が進みました。具体的には、Facebookページを活用した企業の採用ページ作成などの簡単な利用方法に加え、Facebookグループを社内/社外との連絡ツールとして活用するなど、Facebookが身近なコミュニケーションインフラとしてビジネスの現場でも利用され始めた1年となりました。

Facebook以外のソーシャルメディアもビジネス利用が進んでいます。2012年12月には、タイ警察によるLINEの正式採用が話題になりました。この傾向は2013年も続き、ソーシャルメディアを一つのインフラとして定義した上で、企業レベルでのソーシャルメディア利用を促進するトレンドがより一層加速していくことなるでしょう。

2つ目の「ソーシャルメディアの使い分けが一般化」という点では、2012年は完全なプライベート利用、日常的なコミュニケーション利用、そしてビジネス利用の使い分けが自然に発生するようになりました。

プライベートなやり取りにおいては、LINEに代表されるような、より親密な友だちとやり取りできるクローズドな連絡ツールが爆発的に普及し、これまでのキャリアが提供する携帯メールを凌駕することになりました。LINEを筆頭にして、DeNA社が提供する「Comm」、Yahoo! JAPANが出資して話題となった「カカオトーク」は、電話番号を軸としてつながるクローズドでプライベートなやり取りができるツールとして、2013年も成長が期待できます。

一方で、FacebookやTwitterはより広い交友関係においての日常的なコミュニケーションツールとして使われるでしょうし、ビジネスとしては社外向けにはLinekdIn、社内向けにはChatterのような社内SNSという形で使い分けることがより一層鮮明になります。

3つ目の「可能性が広がるソーシャルリクルーティング」という点から2012年を振り返ると、SNSが持つソーシャルグラフやインタレストグラフによる人と人のつながりによる信頼の可視化という『ひとづて採用/リファーラルリクルーティング』というジャンルが世界的にも大きく進化した1年でした。

リファーラルリクルーティングは2011年の国内ソーシャルリクルーティング市場にはなかったトレンドで、2013年は本格的に大手含めた人材ビジネス企業にとって「リファーラル」という単語が一つのムーブメントになるでしょう。

例えばYahoo! JAPANは、2012年末に求人サービスである「Qlear」を発表しましたが、これはリファーラルの一つである「推薦状」を活用することで今まで以上のマッチング率を高める機能を持っています。2013年は、これと同種の類似・模倣サービスが乱立する1年となるでしょう。そして参入サービスの増加に伴い、リファーラルの認知度が向上することで、人事や求職者の利用も促進され、結果的には売上につながる市場が形成される1年となります。

4つ目の「増大する人事業務と高度化する採用業務」は、2013年もこの傾向は続き、企業はソーシャルメディアのユーザー数拡大とリテラシー向上に正比例する形で、更なる『エンプロイヤーブランディング』の必要に迫られ、より一層担当範囲は広くなります。

人事担当者には、単なる採用業務に留まらず、企業の広報的役割や潜在層含む顧客層とソーシャルメディアを活用して直接触れ合う窓口としての役割も求められるようになっています。アメリカでは、『コミュニティマネージャー』として、すでに認知されているスキルが人事担当者にも必要になり、管理系の部署だけでなくその他の部署との連携も不可欠となり、より一層担当範囲が広がり高度化することになります。また、そのコミュニティマネージャーとしての業務を補助、支援する様々なサービスが今後は人事部内にも広がっていくことになるでしょう。

まとめると、昨年(2012年1月)の予測はほぼ的中し、その流れは2013年も続き、ソーシャルリクルーティングが収益性を伴なった市場になるでしょう。

さらに2013年として新たなトレンドが!

上記のように、2012年に予測したトレンドが継続するのに加えて、2013年のソーシャルリクルーティング含めたHR領域には下記の新たな息吹が生まれるでしょう。

■多種多様に細分化されたビジネスSNSが登場

堅調に業績とユーザー数を世界中で拡大しているプロフェッショナルネットワーキング「LinkedIn」は世界で2億人規模となり、2013年は国内でも着実に認知度とユーザー数を拡大する1年となるでしょう。

国内のビジネスSNSとしては、株式会社サイバーエージェントがリリースした、情報収集・発信を中心としたビジネスマン向けSNSである「intely」は積極的なテレビCMで知名度を拡大中です。また、三三株式会社が提供する名刺を軸にしてソーシャルでつながる「Eight」も、広義でいうビジネスSNSです。2011年1月にLinkedInが同種のサービスである「CardMunch」を買収したことからも分かるとおり、名刺をベースにしたSNSは大きな可能性を秘めています。

また、外部にアカウントを発行し、連携・コミュニケーションできる機能もあるSalesforceの企業内SNSの「Chatter」も広義のビジネスSNSに含まれます。2012年6月にマイクロソフトは、企業向けSNSである「Yammer」を買収しましたが、2012年12月に発表された同社のエンタープライズソーシャル戦略においては、Yammerが社内コミュニケーションの円滑化による生産性向上に寄与すること、その他の製品ラインと連携を強化させることを示唆しています。

国産の企業内SNSとしても「Talknote」はすでに上場企業含めた3,100社が導入しており拡大中です。最後にあまり話題にはなっていませんが、Google+とGoogle Appsのより一層の連携は、かつて無いほどのビジネスSNSとしてのポテンシャルを秘めており、どこかのタイミングで更なる利便性向上によって拡大する可能性もあります。

こうしたサービスを筆頭に、2013年は広義のビジネスSNSが様々な切り口で登場し、しのぎを削る1年になると予測します。

■「ソーシャルタレントマネジメント」の普及

本ブログでは、『アメリカでは市場規模60億ドル!2013年はソーシャルタレントマネジメント幕開けの時代となるのか?』という記事で、いち早く「ソーシャルタレントマネジメント」について、取り上げました。

タレントマネジメントとは、「採用選考から、入社後の配属、評価、教育、給与、退職までを統合的に管理し、従業員のパフォーマンスを最大化する手法」であり、アメリカでは非常に大きな市場として、一般的に活用されています。2013年は、ソーシャルメディアを活用したり、独自のソーシャルグラフを形成させることで、より一層付加価値の高い「ソーシャルタレントマネジメント」サービスとして進化し始め、国内でも導入実績が生まれ始めます。

例えばソーシャルを活用した評価支援サービスである「work.com」は、すでにアメリカではFacebookなどの代表企業が導入済みで、効果も検証されています(動画参照)。今後、評価が難しいエンジニアを多く抱える国内のインターネット企業などでも導入に拍車がかかる可能性があります。今まで国内ではほぼ市場がなかったソーシャルタレントマネジメント市場が2013年からは動き出す1年となるでしょう。

■労働力としてのヒューマノイドの現実性が拡大

「増員が必要。で、今回は人を採用?ロボット?」

2013年は、そんな会話が漫画の世界ではなく、確実に採用市場でも広がり始める1年と予測します。上記の動画に登場するBaxterは、あのルンバを開発したiRobot社の創業者の一人が設立したrethink robotics社で、すでに発売している産業ロボットです。

国産含めて今までもたくさんの産業用ロボットが生まれていますが、Baxterが衝撃的な点は、価格が日本円で170万円程度であること、体重は80Kg弱と人並みなこと、そして開封から1時間弱で作業開始までできることです。

また細かいプログラミング等は必要なく、文字通り業務を「手取り足取り教える」ことが可能であることも、これまでのロボットとは一線を画します(詳細は上記動画を参照)。

もちろん現在は、非常に単純な作業のみとなり、対応できるのは流れ作業程度の業務に限られますが、今後の技術革新により対応範囲は劇的に拡大していくことになるでしょう。

人事の業務が人を採用するのではなく、Webから簡単にロボットを数分で購入(→リンク)という時代の走りが2013年に生まれ始めると予測し、その流れはソーシャルリクルーティング含めた根本的な企業人事の採用手法や概念に大きな刺激を与える1年と予測します。

2013年も人財領域の動向、オピニオンを発信!

2013年「ソーシャルリクルーティング」の動向予測!注目したいキーワードはこの3つ!

 

2013年は、ソーシャルメディアを活用した採用手法であるソーシャルリクルーティングはその呼び名や形態を進化させつつも着実に拡大していく1年になると予測します。そして、人事業務の従事者にとっては近年最も担当領域が広がる1年となり、また必要とする情報が多種多様になってい1年となるでしょう。

当ブログでは、今後とも採用はもちろんHR領域全般のソーシャルシフトを後押しすることで、その企業自体が働く人材にとって魅力的かつ働きがいのある職場になるように、ソーシャルリクルーティングを盛り上げていく所存ですので、2013年もより一層のご愛読の程お願い申し上げます。

Image courtesy of [image creator name] / FreeDigitalPhotos.net

Forkwell
▼ブログの更新情報はコチラから
facebook
twitter
RSS

関連記事

■ライター

Main Writer
株式会社grooves
池見 幸浩
Yukihiro Ikemi

■Social Link

facebook
「いいね!」お待ちしています!
twitter
「follow」お待ちしています!
RSS
RSS登録お待ちしています!
Google+ページ
Google+ページ作成しました!